シルヴィア

シルヴィア

基礎情報

プロフィール

本名:琴ノ葉(ことのは)銀華(ぎんか)
分類:人間
能力:抵抗を無視する
誕生日:11月4日
好きな食べ物:タルト、ツナマヨ、ほうれん草、白身魚のフライ
嫌い・苦手な食べ物:-
好きなもの:ライム、今いる組織、平和な時間、銀色のもの、ギンギツネ
嫌い・苦手なもの:火災、火、愛城組、犯罪組織、平和を乱す奴ら

一言自己紹介

『アモーレ・シンティッリーオの幹部のシルヴィアだ。ライム様の父上に拾ってもらってから、私はこの組織のために忠義を誓う。』

シルヴィアを詳しく!

マフィア『アモーレ・シンティッリーオ』の幹部。
冷静沈着で真面目な性格。真面目すぎるが故に滅多に笑わない。そのせいでフロースによくちょっかいを出されるが、対して気にはしていない。だが、内に秘めた仲間へ対する思いはとても強い。前代のボスであるライムの父親や現在のボスであるライムに対しては忠誠心が強く、もし自分が裏切らざるを得なくなった時は殺してほしいと頼む程。と言っても裏切らざるを得なくなった時は多分来ないだろうと本人も思っているレベルでライムに対して忠誠を誓っている。同じ幹部でライムの右腕かつ親友であるエスメラルダに対しては妹のような存在だと思っているようだ。フロースに対してはイタズラが少し鬱陶しいが信頼は出来るヤツと思っている。
前代のボスであるライムの父親がリアニシア鉱国でも悪名高いヤクザ『愛城組』に殺されたのはシルヴィアが18歳の時だった。尊敬する上司を卑怯な奴らに殺されたことで静かに激怒し、シルヴィアとフロースを含む当時の幹部たち一丸となって、ライムがある程度大人になるまで幹部全員が「自分が次の幹部だ」と嘘をついてライムの存在を隠していた。愛城組の多勢に無勢クラスの奇襲のせいでシルヴィアとフロース含めて15人いたはずの幹部はシルヴィアとフロースのみになってしまった。ライムが正式なボスになってからはライムの部下となった。
実はライムの母親と出会っている。ライム自身は生まれた直後に母親と死別しており、フロースは3歳で物心つく前、エスメラルダはそもそも出会っていないということもあって、はっきりとライムの母親と会っているのはシルヴィアだけとなっている。ライムの父親がボスだった時のアモーレ・シンティッリーオを知っている幹部や部下は大半が愛城組によって殺されているので貴重なライムの母親を知る人物となっている。
胸ベルトがないと落ち着かない。いつも胸あたりにベルトをしているが、それがないと胸が気になって仕方ないという。一度壊れて1日着けなかった日があるが、頻繁に胸を気にして集中していなかった。胸ベルトがある方が胸が固定されて動きやすく、余計な心配をせずに済むという。代わりに胸は強調されてしまうが、動きやすさを選んだ結果胸ベルトに行き着いた。
ライムとエスメラルダからもらった簪を大事に保管している。ある誕生日の日に2人からもらったものだが、誕生日にものをもらうというのが久々だったため、使わずに大事に保管している。ライムは使ってほしいと何度も催促しているが、もったいなさすぎてまだ使えていない。簪は銀色で蝶の装飾があるものであり、2人がシルヴィアに似合いそうなものとして選んだものだった。2人ともシルヴィアの髪色が銀色だったことを忘れていて、簪と同色になってしまったことに気付いて落ち込んでいたが、シルヴィアは自分のために選んでくれたのが嬉しくて、2人を全く責めなかった。翌年からはシルヴィアがよく使うハンカチや胸ベルトが贈られるようになった。
両親とシルヴィアの髪色は全く違うものであり、突然変異で生まれたような子供だった。しかし両親は彼女のことを大切にそして愛情深く育てていた。5歳のある日、シルヴィアのことを『不吉な呪われた子』として忌み嫌った親戚が愛城組に頼み込んでシルヴィアたちの家に放火した。放火された当時既に愛城組によって両親は殺され、シルヴィアは保育園にいたが、家が燃えたとの知らせを聞いたシルヴィアは泣きながら家に走って行った。保育園の園長先生がシルヴィアの後について行ったが、燃え盛る家の前で泣き叫ぶシルヴィアを落ち着かせることしか出来なかった。両親も家も失って泣くことも疲れたシルヴィアを助けてくれる親族は誰1人おらず、心に深い傷を負ったシルヴィアに対して母親の姉が「あんたが生まれなかったら両親は死ななかったのよ」と言った。そういうことを言われたシルヴィアはショックを受けた。葬式が終わった後街中をただ呆然と歩くことしか出来なかった。その時に当時のアモーレ・シンティッリーオのボスであったライムの父に会い、そこで共同生活をするようになった。
上述した火災の影響で火が苦手になってしまった。マッチの火でも見ると少しパニックになってしまい、最悪幼児返りしてしまう。フロースはそんなシルヴィアを見てからは火を使ったイタズラは絶対しないように誓ったという。

関係者の証言

シルヴィアさんはお父さんが最初に保護した子供だったみたいで、よく休憩時間中に話してくれるんだ。でも、拾われる前の話が結構残酷でさ、シルヴィアさんも、つらそうなんだよね。シルヴィアさんの両親は髪の毛の色が違うシルヴィアさんのことを愛していたのに、親戚の人たちが「呪われた子」って言って虐げて、挙げ句の果てに両親を殺すように頼んで放火して……。それで、悲しんでいるシルヴィアさんに向かって「あんたが生まれなければ」って言うなんて、ひどい話だよ。でも、お父さんに拾われて、救われたような気持ちになったって言ってたから、安心したんだ。
それとね、シルヴィアさんは私のお母さんの顔を覚えてる貴重な人なんだ。お母さんは私が生まれてすぐに亡くなったって聞いてたから、よく知らないの。フロースさんはあまり覚えてないって言ってたし。それで、シルヴィアさんにどんなお母さんだったのか聞いたの。シルヴィアさん曰く、とてもキレイで慈愛に満ちた人だったんだって。シルヴィアさんがお母さんを覚えてくれているお陰で、お母さんは確かにいたんだって思えるんだ。
(ライム)

シルヴィアはからかってもからかっても反応がなくてつまらないよ。くすぐっても無反応だし、冷たい手を首にあてても無反応だし。もう少し面白い反応をしてくれたっていいじゃないか。おまけによく叱られるよ。その反応はいらないんだけどねぇ。
でも、火を使ったイタズラはしない方がいいよ。一度花火をしないかって言って、ライム様とエスメラルダとシルヴィアとアタシでやろうとしてたんだよ。花火につける用の火としてろうそくに火を灯したんだけど、シルヴィアはありえないくらいパニックになって、花火するどころじゃなかったんだよ。過去に家が放火されて両親を失った話は聞いていたけど、ろうそくの火ですらパニックになるとは思わなかったんだよ。
シルヴィアには後程謝ったよ。あんなにパニックになるとは思わなかったって。ただ4人で花火をしたかっただけだったんだって。シルヴィアは全然責めてこなかったよ。逆に謝られたからねぇ。「あんな小さな火でパニックになって申し訳なかった」って。いつか、シルヴィアと一緒に花火をしたいと思いつつも、シルヴィアを苦しめたくはないんだよねぇ。
(フロース)

シルヴィアさんはいつも優しく撫でてくれるんだ♪滅多に笑わないけど、私とライムちゃんが話しかけると少しだけ微笑んでくれるんだ~♪
でも、小さい時にお家を燃やされて、お父さんとお母さんが殺されちゃったんだって教えてもらったの。幸せだったのに、シルヴィアさんのことを嫌った親戚の人たちがシルヴィアさんの家族を奪っておいて、シルヴィアさんに「あんたが生まれなければ」って言うなんてひどいと思うんだ。シルヴィアさんの家からたった1つだけ燃えなかったものが出てきたみたいでね、それがシルヴィアさんと家族の写真だったんだって。見せてもらったんだけど、とても幸せそうな写真だったんだ。
シルヴィアさんのお家は取り壊されて今はリアニシア商店街になってるんだって。それで、同じ場所に建っているのが、確かフィナさんだったかな?その人のお店になってるんだって。お家がなくなるって、寂しいと思うんだ。
(エスメラルダ)