珠夜

基礎情報
プロフィール
本名:月野狐(つきのこ)珠夜(たまよ)
分類:妖獣
能力:常識を覆す
誕生日:4月29日
好きな食べ物:鹿肉、三色団子、きな粉餅
嫌い・苦手な食べ物:ほうれん草のおひたし、椎茸
好きなもの:小夜、遊ぶこと、自然の中
嫌い・苦手なもの:寒い場所、実の母親、銃
一言自己紹介
『はじめまして、珠夜です!小夜お姉さんが私を保護してくれて、それから一緒に暮らしてるんだ〜!私の真っ白な毛並みも素敵でしょ?』
珠夜を詳しく!
正直者な白狐の子供。
臆病ではあるものの、明るく元気で素直で正直な性格。なんでも信じてしまうため、小夜から「なんでも信じるのはダメ。少しは疑うことをする事!」とよく怒られている。しかし、当の本人は疑うことをしないため、小夜は頭を抱えている。しかし、突然大きな音を出す人は滅法苦手なため、慣れていない人で突然大きな音を出す人には警戒心を抱く。
森の中でお腹を空かせて倒れていたところ、森で暮らしている小夜に拾われた。小夜に拾われてからずっと小夜の家で暮らしており、小夜を本当のお母さんのように慕っている。小夜は本当の親の元に帰す予定だったが、珠夜自身は小夜の方に懐いており、小夜から離れようとすると泣きついて離れようとしなかった。珠夜は元の母親より小夜の方が好きなので、母親の元に帰るより小夜と一緒にいる方が幸せだと思っている。
元々は別の国で暮らしていて、親も母親だけがいたが、珠夜の母親に「アイツは吹雪で人を凍え死なせてから喰う悪い妖獣だ」という根も葉もない噂を流され、母親と共に駆除されるところだった。しかし、母親が最後の力を振り絞って妖術を使い、珠夜を遠く離れた場所へ飛ばしていった。見知らぬ土地に飛ばされた珠夜はどれを食べていいのかわからなかったため、森でお腹を空かせて倒れていたという。自分の母親が遠くに飛ばしたことが、自分のことを嫌いになってしまったんじゃないかと勘違いをしてしまい、母親のことを嫌いになってしまったという。
ビー玉を転がすと安心する。保護したての珠夜はびくびくして怯えていたため、見かねた小夜が集めていたビー玉を珠夜に全部あげた。1個だけ箱からこぼれて自分の元に転がってきて、不意にそれを転がして遊んだら、なんだか落ち着くような気持ちになり、小夜に心を開くようになった。それ以来不安な時はビー玉を転がすようになった。
生まれ故郷を思い出すのか、白い小鳥がお気に入り。小夜が暮らしている森にエナガという小鳥が生息しているが、珠夜がいた森には似たシマエナガという小鳥がいた。エナガを見かけると少し嬉しい気持ちになる。他の小鳥は基本故郷では見なかった種類ばかりなので、少しだけ怖がっているが、興味はある。
関係者の証言
珠夜を見つけた時は、見慣れない体毛だったからかなりびっくりしたわ。森に棲む妖怪たちに教えてもらって初めて気付いたのだけど、その時の珠夜はお腹を空かせていたわ。急いで食べられる木の実や果物を寄せ集めて食べさせたら、元気を取り戻してバクバクいっぱい食べていたわ。
その直後、私や森の妖怪たちに気付いたらびっくりして怯えちゃってね。一応私の家に連れて行って私が集めてたビー玉を全部あげたの。そしたらビー玉を転がして遊ぶようになったわ。どうやらその時に私に心を開いたみたい。
本当は珠夜の本当のお母さんの元に返してあげたいのだけど、珠夜は私から離れるのを嫌がるのよ。……少し嬉しいけど、ちょっと複雑なのよね。
(小夜)
珠夜ちゃんは私が小夜ちゃんに会いに行った時に初めて会ったの。その時はびっくりして小夜ちゃんの後ろに隠れちゃったけど、私が悪い妖怪じゃないって気付いてから一緒に遊んでくれるようになったの!もう本当にかわいかったの!
それとね、珠夜ちゃんは小夜ちゃんが言うには別の場所から来たって言うの。もしかしたら、寒い国から来た白狐の妖怪の子供なんじゃないかと思うの。近年その国の外部の人がその妖怪を討伐しようとして行方不明になった挙げ句に、その地域での吹雪が絶えることなく吹き続けているって聞いたから。
……もし本当にその国の方から来たなら、珠夜ちゃんのお母さんはもう、お亡くなりになってしまったんじゃ……。
(うらら)